かつての私の上司(旧帝大経済学部卒)だったエコノミストの場合、経済分析は建前に過ぎず、本音は、日本という国の存在、国益の存在を知らず、理解しようとしなかった。
この方、学者級の多読だが批判に対しては権威主義的な反応であり、食べ方が作法的に幼稚なので、典型的な共産主義者と判断した。
経済とは誰がどう考えようと、マクロ的には国家単位であることは明白なのに、国の存在を認めようとしないため、学問の前提からして間違った価値観をお持ちの方と判断、人生の後輩の立場ではあるが、モノの見方を指導させていただきたいと思ったほどである。
なお、この方は、経済団体の活動にも関与している。
経団連や経済団体のレポートで、保守主義者の視点に立つと、変なレポート、提言が続出するのは、彼らエコノミストが共産主義者であると考えると、説明がつく。
そういう前提で、宮崎正弘の秀逸なマクロ分析的な見解を一読したい。
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和五年(2023)11月14日(火曜日)弐
通巻第8001号
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〔読者の声3)宮崎先生は著作やメルマガや桜チャンネルなどで「中国の外貨準備はゼロだろう」と発言されていますが、23年10月末速報で中国の外貨準備は3兆1012億ドルとか。これはフェイクですか、虚偽の数字でしょうか?
(HG生、仙台市)
(宮崎正弘のコメント)ゼロに近いと申し上げているのは第一に西側諸国と中国の外貨準備高の計算方法がことなること。中国は外国銀行から借りたドルも外貨準備に算入しているのです。第二に対外純資産ですが、殆どがBRIの失敗で不良債権化しています。第三に中国は過去一年間で保有した米国債およそ5000億ドルを静かに売却しています。第四に外国からの直接投資が激減し、輸出が大幅に減っています。第五に外国銀行から毎年7000億ドルほど借りています。
これらを勘案すれば外貨準備は底をついたと想定できるのです。
日本のエコノミスト、とくに日銀ウォッチャーや銀行系、証券系、財務省系のヒョウロンカ先生たちは、この現実には口をつぐんだままです。
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聡明な読者の皆様ならお気づきであろう。
宮崎正弘が指摘する、口をつぐんでいるエコノミストの正体は、9分9厘共産主義者であろう。
ゆえに、自称政治学者、自称経済学者程度の劣化した人物が勢ぞろいするテレビ番組など見る気がしないのである。