中央省庁の職場風土の違い

本稿は、今年の締めくくり原稿の位置づけ。

拙ブログ管理人は、この1年半、要望書提出、問合せに明け暮れ、ブログをやる時間が制限された。
案件処理がやっと一段落し、久しぶりに時間がとれそうな気がしているが、なかなか終わらない。残務整理が続いている。一つ処理しても、新たな残務処理課題が浮かんでくる

ほとんど一人で手掛けたこともあり、完全に納得する形で終えたいからである。

残務整理で残っているのは、お世話になった議員、中央省庁への報告書提出、再発防止目的での問合せ、要望書提出である。


さて、諸官庁に問合せした際、担当者といろいろやり取りした後、名乗ったところ、「あの文書読んでましたよ、、、要望が無視されないために対策が必要」との助言をいただいたことがあった。
無視される前提でダメモトで提出した文書なのだが、一応担当者にきちんと読まれていたことがわかり、正直うれしかった。
法令の規制がなくても、他の法律の個別条項にて対処可能であるというこちらの知見を伝えると、そういうやり方があることを初めて知った様子であった。

中央省庁とて万能ではなく、他省庁所管の法律の見落としがあること、役所毎に微妙に職場風土が異なることもわかった。

対応先毎の印象を簡単に述べさせていただく。

・官邸の人たちは、中央省庁の中で最も礼儀正しい?
・内閣法制局は、そもそも電話に出る気がない
・法務省は、自分たちが一番偉いと思っているので、パブリックコメントの機会を除くと、そもそも話など聞く気がない
・最高裁は、言葉遣いは丁寧だが、、、
・厚生労働省は、かなり多忙で個人からの問合せに構っている余裕はない雰囲気
・文科省、文化庁は、愛国者との対応を嫌う?すっとぼけた雰囲気
・経済産業省、国土交通省は、総務省は、話は聞いてくれるが、、、いろいろ聞き出すには場数を踏む必要有り
・消費者庁は本省レベルは個人からの要望意見をシャットアウト状態
・環境省は意外にフランク
・海上保安庁は、広報下手もありかなり苦労している様子
・警察庁、防衛省への要望は、余程の専門家でない限り、、、
・会計検査院は、他の役所とは異なる価値観が支配、、、

こうして書き出してみると、過去10年間、結構な回数で問い合わせたことになる。
役人からは、業務妨害と言われる存在となったかもしれない。

総じて言えることは、出世コースでない部署、一般からの問い合わせがほとんどない部署の場合、総じて暇なようであり、話は一応聞いてくれることである。




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