劇団保守と愉快な仲間たちのお話

保守言論界には、少なからず、「劇団保守」に分類される聡明な方々が存在する。
劇団なので、それぞれ得意とする特徴的な芸風がある。
本稿ではその活動形態と芸風について、私的色眼鏡丸出しで述べさせていただく。


・TPP絶対反対劇団

自ら保守だと名乗られ、どこかの大学教官の肩書をひけらかしつつTPP絶対反対論を著書・動画等で述べられた方々がかつておられた。しかし、彼らの予想は見事に外れた。
なぜ外れたかについて、分析し検証した形跡はない。保守の学者だろうが、左翼系の学者と同様、世の中の動きに疎いことははっきりしていることは確かである。

・落選運動劇団

ちゃんねるなんとかの肩書で、最近は官邸前や稲田事務所前にて活動継続中の、落選運動を得意とする劇団である。落選運動を得意とすると書いたのは、落選運動以外の活動やっても全部うまくいかない結果だったからである。

・ヘイト街宣劇団

あの在日組織について、街宣および動画拡散活動を通じてこき下ろし、結果としてヘイト法を呼び込んでしまった劇団である。実質的活動は中止状態にあり、その後、日本第一主義を掲げ政界転出を試みたもののまったく結果がでない。今度は、どこに転出予定なのかは知らないが、余計なお荷物を抱えるような結果だけはご免である。

・炎上劇団
事実かどうかは別として欲求不満状態の保守層受けする主張、煽るような筆致と炎上商法的手法で人気化したブログを活動拠点とした劇団。その後、膨大なブログ記事情報は、ゴーストライターにより再編集され出版化、アマゾンランキングにてベストセラー続出した。が、当初の主張とあまり関係がなさそうな弁護士懲戒運動をなぜか仕掛け、逆にしてやられ壊滅状態となった。今は、一部残党と思われる人がテーマを変え投げ銭目的で活動継続中のようである。

・犬HK劇団

犬HKを解体させるかと思ったら、相次ぐ裁判により、結果として犬HKの権益拡大に貢献した劇団。一時期、劇団員を名乗るだけで面白いように地方選で当選したが、その4年後、党内の内紛で相手にされなくなり、ほぼ全滅状態となった。この劇団の監督は、党勢拡大よりも騒動の中心に居ることが好きなようだ。

・アンチトランプ劇団

新聞社ワシントン支局を根城とし、反トランプの立場から現地紙報道を切り貼りし、海外情報に飢える日本人読者向けに情報操作された記事を配信する、アメリカ民主党ご用達集団。
ところが、つい最近その悪行が、ネット活動家(正確にはインフルエンサー)により一連の情報操作意図が岩盤読者層に知れ渡ることとなり、新聞解約者が激増することとなった。翻訳ソフトの翻訳精度が高度化したこともあり、今や新聞社国際部とワシントン支局は、新聞社のお荷物となりつつある。

・内ゲバ劇団

自民党政治に不満を持つ人たちによるミニ政党創設が相次いでいる。
しかし、活動実態は、ミニ政党にふさわしい、地道な政策提言、陳情、パブリックコメント参加など、本筋としての政治活動ではなく、近親憎悪的内部指向発想で同士討ちバトルを繰り返している。この種の内ゲバ状況は、国家存亡の危機に直面していても継続されると予想されるため、いつまで経っても成長せず、同士討ちに明け暮れる集団については、そもそも政治を語る資格のない馬鹿、愚か者として扱う必要がありそうだ。



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