チャートを見た印象から、とにかく陽線の日が多い。
その三菱重工が請け負うH3ロケットの打ち上げが成功した。今日前場は、前日のロケット打ち上げ成功を受け、1780円台に達している。
三菱重工株を買おう!
https://jisedainonihon.exblog.jp/33767004/
H3・3号機、打ち上げ成功 「だいち4号」搭載―2機連続、商用化に弾み・JAXA
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024070100097&g=soc
最近でこそ、H3ロケット、防衛費増という材料に恵まれているが、少し前までアメリカで開発中の旅客機の認証が取れない事態に遭遇、経営的に傾き、株価が伸び悩んだ時期があった。
アメリカは、原爆投下、無差別爆撃という、かつての戦争において反則技を行使、反則勝ちした国である。その後も汚い手を使って我が国を支配、戦後レジーム脱却派の政治家、中川昭一、安倍晋三を抹殺した黒幕は、諜報組織とみられる。
なぜ、かように日本の復活を妨害するのか。
それは、反則技で勝利したため、復讐、技術的には「零戦の再来」を怖れるからだ。
【日本は敗戦ではなく、アメリカの反則勝ち】
https://ameblo.jp/chinatsusasaki/entry-12855645868.html
戦時中の戦闘機メーカーは、三つあった。
中島飛行機、三菱重工、川崎重工。
このうち、中島飛行機は、GHQに潰された。
アメリカ本土を空襲可能な爆撃機、ジェット戦闘機を開発していた他、戦闘機エンジンの中では最も優秀なメーカーだったためとみられる。
当時、三菱重工は二番手、川崎重工は三番手。三菱重工は三菱商事があったおかげで生き延びることができたような気がする。
実は、大学時代、零戦撃墜王坂井三郎が書いた戦闘機戦記ものの本を読んでいた。誇張はあるもののなるほどと思うことが書いてあった。
たまたま在籍した大学教官の中に、海軍工廠時代のジェット戦闘機(試作機)の開発責任者、海軍工廠技術開発部門経験者、中島飛行機戦闘機エンジンチューニング経験者がいた。大学の教官は、自身の講義で開口一番「君たちの就職先は用意できているので安心して勉強して欲しい。先の戦争で日本は技術で負けたのではない。」と語った。また、(フルブライト)留学期間中、アメリカ、日本両国の戦闘機を同時に飛ばし、アメリカの戦闘機開発者と技術談義したようなことも語った。
私は、就職先の一つとして、軍事機器(戦闘機開発)メーカーを予定、関係しそうな講義を片っ端から受講した。
当時は、要領がいい学生が得をする時代だった。(サラリーマン社会も同様だが)どういうことかと言うと、たくさんの単位を受講すればするほど(学科時代の)評価が下がるのを誰もが懸念、最低限の単位を取得することで卒業時の評価を下げないこと(卒業時の席次で就職先が順に選べる、席次上位者は大学教官になりやすい)を誰もが選んだ。が、私は、生き方として、彼らとは一線を画し、一通り学ぶという、まったく逆の道を選んだ。
そんなこともあって、就職先選定の打合せの際に、海軍工廠経験者だった教官たちからは好意的に扱われ、大学に残る道が用意されているとの話を伺った。
戦闘機開発というのは、関係する基礎技術分野すべてを網羅する気がある人でないと務まらない(務まるはずがない)ということが海軍工廠経験の教官たちの一致した見解だった。実際、カリキュラムはその発想をベースに構築されていた。卒業に必要な最低限の単位だけ取得して三菱重工に就職しても、まったく使い物にならず即お払い箱にされるという噂もあった。当時の三菱重工は、入社後にその種の試練が待ち受ける恐ろしい企業というイメージだった。
以上が、数十年前の私の経験談。
そして、終戦から80年経過、宇宙利用、防衛予算増、新型原子力発電方式導入の時代となり、宇宙、防衛、原子力等、国の基幹技術分野で、再び三菱重工が再び注目されることとなった。
しかし、日本を代表、基幹技術的に頂点に立ち、就職することさえ困難とみられる三菱重工でさえ、花形分野の技術者の給料が安いという情報がある。
▽▽▽ 引用開始 ▽▽▽
https://finance.yahoo.co.jp/cm/message/1007011/bb0ia9bde9a96h/231
1983
123 7月2日 01:08
三菱重工という日本トップ頭脳集団でも30歳で年収800万+複利厚生程度の年収しかない。特に、宇宙事業部の学歴層は日本にある全ての大手企業の中でも頂点レベルで高いのに、この程度の年収だと今後も安定的に優秀な人材が入ってくるのは確かではない。ロマンだけで優秀な人材が入ってくる時代はもうすぐ終わる。超成長産業である宇宙産業に関わる人材の年収をもっと上げないと、取り返しのつかないことになる。東大をはじめ最高難易度レベルの大学に入学し、無給で研究室に泊まりながら汗水垂らして研究し、宇宙事業に携わろうと就活しても三菱重工の宇宙事業部の待遇が日本の最高レベルというのがあまりにも不遇すぎる。しかも三菱重工の宇宙事業部に入社できるのは難関大学からの応募者が多数の中で、とんでもない倍率をくぐり抜けた幸運な僅かな学生だけ。
流石に宇宙開発人材の待遇あげましょうよ...
「安い」日本、トップ研究者どう集める 収入差3倍超も
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOSG07BEZ0X00C24A6000000/
△△△ 引用終了 △△△
世に言う、優れた人材とは、受験時代は偏差値的価値を追求、大学時代は点取り虫的に振舞い、就職後は人間関係を最優先しゴルフの腕を磨き要領よく立ち回る人材であろうか。
零戦が開発された時代の次元に立つと、欧米列強が技術的に優位に立ち、日本企業がライセンス料を支払って技術導入を急いだ経緯から、技術的には、すべてを直視し、すべてを受け止め、すべてに真摯に対応する気概、発想、努力が求められる気がする。
少なくとも私はそういう信念で働いたつもりである。
大東亜戦争当時は、欧米列強が競ってアジア・アフリカで植民地拡大を続ける中、明治、大正時代に生まれた人たちは自己犠牲を厭わず国を支えた。
時代が変わろうと、技術分野が多少変わろうと、国の基幹技術に係る企業そして基幹分野技術者の価値は、国家の頂点に位置づけるべきである。
現時点でその頂点にふさわしいのは、三菱重工の技術者(宇宙、防衛、原子力)である。比較対象となるが、東大卒の経済産業省の職員よりもいろんな意味で処遇されるべきである。