まず、候補者選びのモノサシについて、私なりの見解を示したい。
七つある。
・政治家としてのスキル
・推進、実現しようとする政策(公約)
・政治家としてのこれまでの実績
・学歴
・職歴
・信念、意思
・人間性
これを蓮舫について当てはめると、どうなるか。
・政治家としてのスキル △(批判のみ)
・推進、実現しようとする政策(公約) ×
・政治家としてのこれまでの実績 △
・学歴 △
・職歴 △
・信念、意思 ×
・人間性 ×
よって、どんな選挙であろうと、私個人が、蓮舫支持することはあり得ない。
次に田母神俊雄についてはどうなるか。
・政治家としてのスキル 〇(防衛、核武装、国際法、自衛隊法以外は期待できない)
・推進、実現しようとする政策(公約) ◎
・政治家としてのこれまでの実績 〇
・学歴 ◎
・職歴 ◎
・信念、意思 ◎
・人間性 ◎
自身が言っているとおり、良い人なのであるが、スキル的に?な部分があるように思う。
小池都知事はどうなるか。
・政治家としてのスキル ◎(大臣時代の国会対応)
・推進、実現しようとする政策(公約) 〇(太陽光発電普及拡大には賛同しない)
・政治家としてのこれまでの実績 〇(前職の石原都知事追及はやり過ぎ)
・学歴 △
・職歴 〇
・信念、意思 〇
・人間性 〇(蓮舫ほど身内に手厳しい人ではない)
最後に、話題となった石丸候補について、調べてみたい。
石丸信二は、都知事選挙公約として、「政治再建」、「都市開発」、「産業創出」三つの柱を掲げた。
▽▽▽ 引用開始 ▽▽▽
石丸伸二氏、都知事選の公約発表「東京から日本を『経済強国』に」 外苑再開発への見解は? 安芸高田前市長
https://www.tokyo-np.co.jp/article/334160
東京都知事選挙 広島 安芸高田元市長の石丸伸二氏が公約発表
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20240617/1000105579.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E4%B8%B8%E4%BC%B8%E4%BA%8C
都知事選で選挙対策本部長を努めたのは自民党の萩生田光一が主催するTOKYO自民党政経塾で塾長代行を務め、安倍晋三・昭恵夫妻とも親しかった小田全宏だった。石丸の著書を発行した出版社から紹介され、その後石丸陣営に入っていた選挙プランナーの藤川晋之助に依頼を受けた。選挙陣営には元自民党政務調査会の職員なども加わった。選挙資金としてドトールコーヒー創業者の鳥羽博道から5000万円の資金を借り受けた[55]。決起集会にはKDDI共同創業者の千本倖生、彦根市長の和田裕行も登壇した[56]。また、石丸は秘密裏に日本維新の会へのコンタクトを取っており、音喜多駿によれば「何らかの支援をお願いできないか」との要請があったという[57]。
この選挙では統一教会系新聞『世界日報』が運営するネットテレビでメインキャスターを務める田村重信も石丸側の応援に回り、選挙事務所にもたびたび来訪、選挙カーに乗る一幕もあった。これについて石丸と西村博之との間でX上での応酬が見られた。石丸は当初は田村が選挙カーに乗ったことを否定したものの、最終的にその事実を認めている[58]。
2024年7月7日に2024年東京都知事選挙の投開票が行われ、現職東京都知事の小池百合子に敗北したが、同じく都知事有力候補であった蓮舫に得票数で勝り、得票数2位で終わった[59]。また、安芸高田市でも安芸高田市長選挙が同日投開票され、石丸市政の転換を掲げた元郵便局長の藤本が、石丸市政継承を掲げた前安芸高田市議の候補ほか計3名を破り初当選した[60]。
都知事選で石丸の支持が増えた背景には、YouTubeやTikTokの「切り抜き動画」をはじめとするショート動画での露出度や、既成政党への不信感を抱える無党派層へのSNSを通じた訴えかけが奏功したことが指摘されている一方で、SNS動画を背景にした支持の広がりに対しては、ネットのマーケティングを鵜呑みにした短絡的な投票行動として捉える懸念の声も寄せられている[61][62]。
△△△ 引用終了 △△△
これだけでは、いささか情報が不足している。
石丸候補について、市長時代の情報が読める記事がある。
躍進する安芸高田市|石丸伸二氏が切り拓いた地方創生の新たな道
https://mediall.jp/monokoto/56358
この記事を読んで評価が一変した。良い人、前向きな人、使命感を以て取組む人であるようだ。
若い無党派層の支持率が高かった理由がなんとなくわかってきた。政界進出した半沢直樹のノリなのかもしれない。
これらを踏まえると、石丸信二の評価はこうなる。
・政治家としてのスキル ◎(学歴、職歴から推測)
・推進、実現しようとする政策(公約) ?
・政治家としてのこれまでの実績 △か〇(市長時代の賛否量両論の評価)
・学歴 ◎
・職歴 ◎
・信念、意思 〇
・人間性 〇か◎(蓮舫ほど辛辣ではなく、小池都知事ほどタヌキでもないが、頭が良すぎてアスペルガー傾向にあるようだ)
所属政党が自民党であれば、迷わず投票する。立憲民主党、維新なら(有能過ぎるがゆえに危険な存在となる関係で)投票しない。無所属なら迷うところだ。
ここで、都知事選挙に係る追加情報を二つ紹介させていただく。
エンタメ化した政治がシルバー民主主義を破壊する 池田信夫
https://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/52085991.html
東京都知事選をふり返る 今後どうなる?既成政党がオワコン化 玉木雄一郎が解説
https://www.youtube.com/watch?v=wuA9KA7ceFQ
玉木雄一郎代表の、好き嫌いを言わない、率直かつ淡々とした分析は、候補者選びの際に参考となる。玉木雄一郎は、自民が次回衆議院選挙で過半数割れした場合の首相候補となりうると私はみている。
玉木代表は、石丸候補が二位に食い込んだ都知事選挙の結果を受けて、「評価のモノサシ」が変化したと判断、政治もアップデートしなくてはならない時代に入り、都知事選挙直後の立憲の支持率低下は、その証左となるとしている。
これは、評価のモノサシとして、「政党としてのアップデート」対応が追加され、「評価のモノサシ」が八つになったことを意味する。
・「政党としてのアップデート」対応(自民においては裏金・利権体質からの脱却、立憲においてはイデオロギーかつ与党批判一辺倒体質からの脱却)
・政治家としてのスキル
・推進、実現しようとする政策(公約)
・政治家としてのこれまでの実績
・学歴
・職歴
・信念、意思
・人間性
都知事選結果のまとめとして、三項目示し本稿を終える。
・都民保守層が、好き嫌いの気持ちを捨て、大人の感覚で、退潮傾向にある自民の歯止めとなるつもりで現職を支持した
・(玉木代表が指摘していることだが)石丸候補が精力的に街頭演説をこなし結果的に若い無党派層(投票になかなか行かなかった層)を動かした
・石丸候補が二位に食い込んだ都知事選挙の結果を受けて「評価のモノサシ」が変化し、政治もアップデートしなくてはならない時代に入った(都知事選挙直後の立憲の支持率低下は、いつまでもアップデートしようとしない立憲に対する評価)