理由を四つ挙げたい。
①金利引き上げに続き追加金利引き上げの可能性について言及、この発言が、円高、今回の暴落の主因となった
②日銀による株式(ETF)購入取り止めによる株価への影響を確認せず、実施に踏み切った(証券市場上は無防備状態に陥った)
③日銀による国債買い入れ減額の影響を確認せず、実施に踏み切った
④金利引上げと国債買い入れ減額を同時実施決定した(間を置いてほしかった)
日銀「0.25%程度」追加利上げ決定 植田総裁「引き続き引き上げも」
https://www.youtube.com/watch?v=7WqJQ5UvydA
今回の株価暴落は、明らかに植田ショックである。
黒田総裁時代の異次元緩和が如何に思慮された上で編み出されたのかについて、植田総裁が理解していない点で日銀総裁失格である。
株価の下落は国富の縮小、年金運用資産の棄損を意味する。
一連の措置で得したのは銀行業界。財務省は、天下り先が確保できたことになる。
進んで株価下落となりうることを、頼まれもしないのに国際社会に向けて発表するのは、素人レベルの●●としか言いようがない。
今回の暴落によって、植田総裁は、三重野以来の(市場に冷酷な)引締め対応をしたことになる。
そして、株価暴落は、そのまま岸田政権の通信簿となる。
岸田首相は、謝罪するつもりがあるなら政界引退を発表すべきだ。
日銀出身の日銀総裁はもちろん不可だが(金融経済オンチ)、学者出身も使い物にならないことがわかったので、後任には、あの高橋洋一氏にお願いしたいところである。