石破内閣は、政権としての基本方針を定めた。
この中で「守る」という言葉が多用されている。
議員個人の今までの言動、行動として、果たして守ってきたと言えるのか、首相を辞めた以降も守るのか。疑問に思う。
基本方針は、内容的に、基本的には岸田政権の政策を堅持しつつも、高市支持派の政策に配慮したと読めなくもない。
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https://www.kantei.go.jp/jp/kakugikettei/2024/_00047.html
首相官邸 Prime Minister of Japan and His Cabinet
基本方針
更新日:令和6年10月1日
国民の納得と共感を得られる政治を実現し、日本を守り、国民を守り、地方を守り、若者・女性の機会を守る。すべての人に安心と安全をもたらす社会を実現する。その強い覚悟の下、内閣の総力を挙げて、以下の政策を推し進める。
1.日本を守る
激変する安全保障環境から日本を守り抜くため、国家安全保障戦略等に基づき、防衛力の抜本的強化に取り組むとともに、現実的な国益を踏まえた外交により、日米同盟を基軸に、友好国・同志国を多く獲得し、外交力と防衛力の両輪をバランス良く強化し、我が国の平和、地域の安定を実現する。自由で開かれたインド太平洋のビジョンの下、法の支配に基づく国際規範を形成し、地域の安全と安定を一層確保するための取組を主導する。北朝鮮による拉致被害者の帰国実現に取り組む。あわせて、自衛官の処遇改善等に取り組む。経済安全保障、サイバーセキュリティの強化に取り組む。
子育て支援に全力を挙げるとともに、地方によって異なる少子化をめぐる状況にも目を向け、若者・女性に選ばれる地方、多様性のある地域分散型社会づくりを目指す。
経済あっての財政との考え方に立ち、デフレ脱却最優先の経済・財政運営を行う。成長分野に官民挙げての思い切った投資を行い、「賃上げと投資が牽引する成長型経済」を実現しつつ、財政状況の改善を進める。コストカット型経済から高付加価値創出経済への転換、持続可能なエネルギー政策、イノベーションとスタートアップ支援を推進し、力強く発展する、危機に強靱な経済財政を実現する。
2.国民を守る
賃上げと人手不足緩和の好循環に向け、生産性と付加価値の向上、実質賃金の増加を実現する。多様な人生の在り方、多様な人生の選択肢を実現できる柔軟な社会保障制度を構築する。
東日本大震災、能登半島地震をはじめとする大規模災害からの復興に全力で取り組むとともに、防災・減災、国土強靱化の取組を加速する。巨大自然災害や頻発化・激甚化する風水害に対処し、国民を守るための体制整備を進める。
万一、大規模な自然災害、テロ、感染症など、国家的な危機が生じた場合、国民の生命、身体、財産を守ることを第一に、政府一体となって、機動的かつ柔軟に全力で対処する。
3.地方を守る
「地方こそ成長の主役」との発想に基づき、少子高齢化や人口減少にも対応するため、地方創生2.0を起動するべく、集中的に取り組む基本構想を策定し、実行する。農業・漁業・林業を振興し、あわせて、観光産業の高付加価値化、文化芸術立国に向けて取り組む。
4.若者・女性の機会を守る
あらゆる人が最適な教育を受けられる社会をつくるとともに、あらゆる組織の意思決定に女性が参画するための取組を推進し、若者・女性、それぞれの方々の幸せ、そして人権が守られる社会を実現する。
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ついでに言わせていただくと、今回の衆議院選挙での追加処分は、野党やマスコミに煽られて、二重処分、一事不再理をやっているに過ぎない。
自民党内規は、同じ事案で何度でも処分可能な政党に劣化してしまったようだ。
さらに言わせていただくと、石破内閣の閣僚の不祥事についても何度でも処分が可能なのか。どうなのか。
石破総裁が安部派に対してやっていることは、安倍晋三に対する私怨を引き摺り過ぎて、守るべきものが何か見えていない。
そもそも「守るべき何か」があるなら、「守るべき何か」について、少しでも「守る」というこだわりがあるなら、前言を翻すことは余程の事ででないと起きないはずである。が、石破茂の場合は、議員、総裁、首相、立場が変わると言っていることが180度変わる。
一体石破の何を信じたら良いのか。
それでいて、石破は、宗教は、(安部派に属していながら石破に決戦投票で投票した)稲田と同様クリスチャンだそうだ。
ひょっとすると、神の前では嘘をついたり訂正することは許されなくても、信者でない人、有権者には何度でも訂正がきくと考えているかもしれない。
かつて、アジア・アフリカで原住民を奴隷扱いした西洋人と同様、支配者にとって都合の良い神様がキリスト教界には、、、している、、、
いずれにせよ、自民党もしくは(石破と多少意見が異なる)自民党議員を左翼やマスコミから守れない総裁に、日本(日本国民)を守れるはずがないのである。