自民支持層の意識の変化 参議院選挙への影響

本稿は、先の衆議院選挙結果を受けた、自民支持層の意識の変化について整理することを目的としている。

残念ながら、衆議院選挙で大敗北を喫した石破自民党は、次回参議院選挙で、衆議院選挙以上に比例票が大幅に減ることを想定していないようだ。

国民民主党並みの手取り収入増に繋がる政策を断行しない限り、比例代表選挙で自民党が数議席減らす可能性があることを前稿にて指摘した。

次回参議院選挙比例票の行方 
https://jisedainonihon.exblog.jp/34239730/

比例票が大幅減少となったのは
①先の総裁選で、岸田、菅が石破支持を強行し、党員投票結果を無視ったこと
②国民民主党並みの手取り増に係る選挙公約が皆無だったこと
③自民支持層から人気ある安部派議員への集中的追加処分強行
などが影響している。

石破自民党の数々の愚策により、自民支持層の意識が急激に変化しつつある、と考える。

では、どんな風に変化しつつあるのか。

完璧を期すには「アンケート調査するなどしてモデル化すべきこと」だが、時間と金の制約等からとりあえず、自民支持層のモデルパターンを5とおり設定した。

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自民支持層の意識の変化(モデルパターン)

①高市早苗を安倍晋三の正統な後継者として位置づけ、期待、盲目的に支持(寝ても覚めても他高市派の自民支持層)

※投票行動
衆議院選挙:小選挙区は高市支持派なら投票、比例は国民民主党か日本保守党に投参議院選挙:選挙区、比例代表とも高市支持派に投票

②高市でも政策的な不満はあるが石破よりはずっとマシなので高市を支持する自民支持者

※投票行動
衆議院選挙:小選挙区は高市支持派なら投票、比例は国民民主党か日本保守党に投票
参議院選挙:選挙区は高市支持派なら投票、比例は国民民主党か日本保守党に投票

③今まで自民支持だったが、増税・負担拡大路線継続、重要政策等後回し、自民支持層よりも公明党や財務省の主張を尊重する政権が続いたことに嫌気がさした自民支持層

※投票行動
衆議院選挙:小選挙区、比例ともに国民民主党、日本保守党に投票
参議院選挙:選挙区、比例ともに国民民主党、日本保守党に投票

④岸田、石破どちらも嫌いなので、まともな自民総裁が出現するまで、棄権方針の支持層

※投票行動
衆議院選挙:棄権
参議院選挙:棄権

⑤石破政権が継続しようと愚直に自民党支持を継続

※投票行動
衆議院選挙:自民党に投票
参議院選挙:自民党に投票

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私個人は②。安倍政権時代から盲目的自民党支持者ではなかった。どちらかと言うと次世代の党支持。

現在の自民党において、最も致命的なのは、盲目的かつ従順な自民党支持層が激減しつつあることに党本部が危機感を持っていないことである。

▽▽▽ 引用開始 ▽▽▽

https://jisedainonihon.exblog.jp/34239730/

Commented by 西 at 2024-11-04 09:52 x

まず間違ってはいけないのが、自民党に票を入れている有権者が必ずしも「全ての面において」自民党を支持している訳では無いという事ですね

一方で立民とか共産とかに票を入れている有権者は組織票を除いた個人投票で言えば、恐らく「私欲」で投票しているのだろうと思います

それらに投票している有権者は、立民とか共産が票を取れば「社会や政治を全て良くしてくれる」と思い込んでいるような節があります

しかし、社会人なら皆理解している事だと思いますが、社会には色々としがらみやら面倒な厄介事が多数ある訳で、それらを解決する為には多くの困難を伴うという当たり前の事実があります

だけど、立民や共産に票を入れている有権者はそのような当たり前の事実が理解できていないようです

勿論、自民党にも褒められたものじゃない所は多いとは思いますが、だからといって、立民や共産に票を入れる人はもう少し社会の事を考えるべきでは?と思いますね

△△△ 引用終了 △△△

このままいくと、参議院選挙比例代表(自民党現職)で大量の落選者(最大で10名前後?)が出る可能性がある。

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