同様に、岸破体制下、自民高市支持派議員に対し、動画等でマトモなことを語ろうが、実際に行動しないことを根拠に、ガス抜き議員と批判する自民支持層が増えている。
実際、西田議員の動画コメント欄は、批判的内容で溢れている。
岩屋毅外務大臣 議員宿舎に不審者侵入?中国人の訪日ビザ緩和?! 本当に、しっかりしてくれ…(西田昌司ビデオレター 令和7年2月5日)
https://www.youtube.com/watch?v=q-_m-Z84kOU
ここで、党則をお読みいただきたい。
https://www.jimin.jp/aboutus/pdf/organization.pdf


党議に係る事項を拡大解釈すると、たとえば、「党として方針確認・決定されている雑多な事項」について、党外で私見を述べることが党則違反として扱われる可能性がある。
この場合の党議とは、国会で審議中の、閣議決定された議案に係る党議だけではない。すでに施行された法律も含まれると解釈する向きもある。
おまけに、党として方針確認・決定された事項の範囲は、党則上、時の幹事長の裁量によると読める。
極論するとあの裏金問題の処置に関して異議を唱えることも、党議に反すると解釈可能なようだ。実際、岸破体制はそうやって、先の衆議院選挙に臨んだように見える。
致命的なのは、岸破体制の元、政敵抹殺目的で「党議の範囲が拡大解釈される傾向にあること」について、党内で誰も咎めないことである。
さらに、石破総裁は、総裁就任直後、ルールを守れと語った。この場合のルールは二種類ある。表向きは裏金問題の処理、内向きには党則の厳格化。
これからは、党則上、党議についてさらに拡大解釈(裏金問題に限らず、総裁見解を党議扱いとする)して臨むので、些細な事でも党執行部に反論する者は容赦しない、と宣告したのである。
実際、過去に衆議院議員の中に、消費税減税について語られた方の中で、最終的に自民公認が得られない見通しとなり、不出馬宣言せざるを得なかった議員がおられる。
石破茂新総裁「ルールを守る政党に」 裏金議員の公認は明言せず
https://mainichi.jp/articles/20240927/k00/00m/010/302000c
自民安藤・青山氏ら、消費税5%への引き下げ・30兆円補正など提言
https://jp.reuters.com/article/world/japan/530-idUSKBN21H02V/
政権に物申す自民「若手」 忖度なし、無視されてます?
https://www.asahi.com/articles/ASN533TQTN4XUTFK035.html
自民・安藤氏、次期衆院選不出馬の意向
https://www.sankei.com/article/20210622-JCF2SA2YCVJPHGH5RPFD2YO6HA/
だから、ガス抜き高市支持派議員が激増するのである。