「森山派か高市派か」自民で減税めぐり対立 維新・柳ケ瀬氏の問いに加藤財務相は答えず
https://www.sankei.com/article/20250414-THBZJJOH55GKXPOUNSFGBQ3QR4/
数字で問い詰めたら財務省がついに認めた!税収弾性値の改善 「10兆円税収過小見積もり」は恣意的操作か 日本維新の会柳ケ瀬裕文参議院議員
https://www.youtube.com/watch?v=g2lTtjVYQTQ
以下は、上記動画の要旨
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■柳ケ瀬議員による指摘
・財務省は、「税収が少ないから増税が必要だ、税収が少ないから減税できない、税収が少ないから赤字国債が必要だ」とする財務省の主張を正当化する目的で、税収弾性値を1.1と恣意的に低めの数値を採用してきたのではないか
・当初は昭和51年を基点とする過去10年間の税収弾性値を採用
・その後、平成28年以降(過去10年間の平均値から)過去44年間の平均値に変更(税収弾性値は1.1)
・平成22年から令和元年度までの10年間の税収弾性値は3.23
・税収弾性値算定根拠とする期間を10年間から44年間に平成28年に変更したのは税収を少なく見せるため(財務省が、税収が少ないから増税が必要だ、税収が少ないから減税できない、税収が少ないから赤字国債が必要だと財務省が主張する根拠としたい)ではなかったのか?
・税収弾性値は財務省が始めから1.1ありきで平均値対象期間を設定してきたのではないか
・財務省は税収弾性値を恣意的に選択し、敢えて税収見込み額を低く抑え、ひいては財源が足りないという虚像の根拠してきたのではないか
・毎年10兆円も税収試算と実際税収が食い違うのはズレ過ぎではないのか?
■上記指摘に対する加藤大臣答弁
・どういう形で精度を上げていくのかについて、不断の改善に努めたい
■柳ケ瀬議員が本件質疑での二つの提案事項
・経済成長の実現について、財務省の任務として法律に明記すべきではないか
・経済成長の手段として赤字国債を位置づけるため、財政法第4条を改正すべきではないか
■上記提案に関する首相答弁
上記二つの改正は考えていない
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本件質疑は、財務省解体デモ実施時期と重なったこともあり、現政権、与党の政権基盤を揺るがしかねない、重要な政治的意味を持つ。
平成28年度前後での、財務省主導による税収弾性値の対象期間変更、過去10年間の財務省レクチャー行為等についても国会で追加質問が出ることは避けられない。
本件質疑の見立てとなるが、
本件質疑は、後世において、財務省解体号砲を象徴する強烈な一撃として評価される可能性がある。
財務省は本件質議以降、防戦一方となりそうだ。すなわち、勝手なレクチャー行為が許された立場から、過去の反政権活動すべてが暴かれる立場になった、歴史的意味を持つ質疑という意味である。