過去15年間、国政選挙を分析した経験と勘に基づき述べさせていただく。
・自民
石破執行部への失望感、岩盤保守層離れもあり比例代表得票数は大幅低下傾向。政権中枢の無頓着かつ有権者の神経を逆撫でする言動が続いている関係で、
最悪の場合、参政党、日本保守党などに1000万近い票が流出、総得票数で前回参議院選挙の半減以下、1000万の大台を切る可能性がある。その場合でも高市支持派の戦闘力ある候補者(長尾敬、佐藤正久、有村治子、杉田水脈)は勝ち残ると予想。
比例代表 党派別得票・獲得議席
https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/sangiin/2022/00/hsm12.html
・公明
高齢化傾向にあるが、前回参議院並みの得票数のマイナス10%程度550万票は維持しそう
・立憲
蓮舫出馬がマイナスに作用、得票数は低下、600万票前後
・国民
山尾出馬がマイナスに作用しつつも、得票数は立憲並みの600万票前後。(前回参議院選挙得票数は315万票)
・維新
竹中や親中派橋下が何かと介在することがマイナスに作用、前回参議院選挙の半分程度(400万票)に減少。外国人問題が深刻化、共有化され、争点化する中、石平出馬表明がプラスに作用する可能性は低い(万が一在日中国帰化人がこぞって石平支援を表明すると、維新支持層が逃げる可能性がある)
ただし、柳ヶ瀬候補だけは、なんとしても再選させたいところ。
・NHK党
浜田聡候補は絶対に当選いただかなくてはならない候補。1~3議席獲得を予想。300万票前後を予想するが。支持母体の動員力等サプライズあれば得票数上積みが期待される。
・参政党
選挙活動、財務省解体デモ等を通じて、今まで投票したことがない覚醒した若年層が増えれば、得票数が倍化する可能性がある。自民支持の岩盤保守層の票が得られれば、比例代表で5~10議席獲得できる可能性がある。
現時点で500万票超えそうな勢いにあることは確か。
・日本保守党
党幹部の言動の騒動、失言等が続き、なかなか結束しない中、北村弁護士フォロー数分(50万票)だけ得票が伸びる程度に終わる。300万票程度は獲得できそう。
・無党派
自民だけでなく、公明、立憲、国民、維新すべて新鮮味ないことから、参政党投票する人以外は棄権する人が続出。
ただし、世良公則が出馬した選挙区は、無党派得票数激増を予想。
オーバーツーリズムに「ルール必要」世良公則氏 参院選に立候補表明で、語った意気込み
https://www.sankei.com/article/20250701-WZTCLYWO7VIN3OXA5HLRNDIGBM/
・共産党
立憲の蓮舫出馬に嫌気が指した人の受け皿。350万票前後。
・れいわ新撰組
都議会選挙で沈没したため予測不能。
・社民党
ラサール石井効果は未知数、予測不能。
■予想投票率
参政党を除き、各主要政党にて支持層からみて嫌悪感を抱く候補者擁立、投票日が3連休中日に設定されたことで、財務省解体デモ等で覚醒した有権者が増えない限り、近年稀にみる低投票率となりそうだ。45%近い可能性がある。
3連休「中日」の参院選は史上初 「投票率下がる」の予想は本当か
https://mainichi.jp/articles/20250621/k00/00m/010/259000c
国政選挙における投票率の推移
https://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/news/sonota/ritu/index.html