「外国人労働者問題」に本格的に取り組むための必要経費等
本稿は、政治テーマ的に難易度が高く一筋縄ではいかないと思われる、外国人労働者問題に係わるミクロ分析(業種別、在留資格別)について、これから取り組みたいと考える方向けの説明文書。
二年間ほど、外国人研修生受入に係わる仕事を担当(海外研修生の招請、入国手続き、研修企画等)、菓子折り持参で東〇入管に出向いた経験などに基づき、述べさせていただく。
前稿では、「外国人労働者数の推移など、マクロ的な数値を追っても、前政権が、政権が意図して外国人労働者を激増させた」と決めつけることは、難しいとした。同時に、この問題の核心を探るには、業種別、在留資格別のミクロ分析が必要であること、ミクロ分析の場合は、少々金と時間がかかることを指摘した。
―― 参考情報 ――――――――――
外国人労働者数と労働力人口の推移
https://sokokuhanihon.seesaa.net/article/477769819.html
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他の分野と比較し、この分野におけるミクロ分析、ならびにミクロ分析に基づく提言・陳情行為を行なうに際し、厄介なのは、法務官僚並の知識が必要となることだ。出入国管理法令、在留資格制度、統計資料に精通することは当然。しかし、現実にミクロ分析するのに何を準備すべきか、把握すべきことが何であるのか知らないで、他人に対し、「命令調で調べるべきだー」みたいなノリで主張される方が多い印象がある。
そこで、新規にロビイスト活動…