なぜ政府はデジタル化を急ぐのか 国家ビジョン?

本稿は、デジタル化を急ぐ、西村大臣の狙いに係わる私見。 ―― 参考情報 ―――――――――― 西村経財相「1年で日本をデジタル化」 http://fxya.blog129.fc2.com/blog-entry-65167.html ――――――――――――――――― 官邸スタッフの視点で、なぜ今デジタル化なのか、なぜ1年と期間設定して、デジタル化を急ぐのか、考えてみたい。 私の分析では、政策としてのデジタル化は、次世代国家ビジョンを見据えたものであると思う。それくらい重要な位置づけ。目先の仕事をパソコンに置き換える程度の個別業務改善次元のものではない。 従って、所信表明について言及した、産経のコラムニストは、マンネリで記事を書いているとの評価となる。 ―― 参考情報 ―――――――――― 【主張】所信表明演説 国家観示し指導力発揮を https://www.sankei.com/column/news/201027/clm2010270003-n1.html ――――――――――――――――― 以下に、デジタル化を「次世代国家ビジョン」の有力な施策として位置づけた場合、デジタル化を急ぐ理屈となりえそうな項目について、箇条書きで纏めた。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 国策としてのデジタル化の狙い ・国策上、アベノミクスに代わる新たな成長エンジンを必要としている⇒新たな公共事業の創出⇒雇用確保、GD…

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「一人当たりの国民所得」の一時的な低下原因について

本稿は、2012~2015にかけて起きた、日本の一人当たりの国民所得が低下した現象を中心に、日本の一人当たりGDPが国際比較で中位に留まっている現象などについて、分析することを目的としている。 本題に入りたい。 一人当たりGDPの各国比較の数値をみると、金融立国(スイス、シンガポール、マカオ、香港)の一人当たりGDPは上位にある。政治家が香港の金融機能移転を望むのは、国民一人当たりの名目GDP引き上げを意図した結果である。しかし、この数値を見る限り、日本は中進国であるようだ。 ―― 参考情報 ―――――――――― 世界の1人当たり名目GDP 国別ランキング・推移(IMF) https://www.globalnote.jp/post-1339.html ――――――――――――――――― なぜ、こうなるのか。 まず、人口減少と少子高齢化の同時進行が挙げられる。 ||||| ここから引用開始 ||||||||||||||||||||||||||||||||||| https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/future/sentaku/s3_2_11.html ●経済成長への影響 人口が減少することは、労働投入の減少に直接結びつく。技術進歩などによる生産性上昇に伴って成長率が上昇するのに加えて、人口増によって労働力人口が増加して成長率が高まることを「人口ボーナス」…

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科学技術立国化するには(官営)学術会議が邪魔?

本稿は、国家ビジョン的視点に立った、あるべき姿に係わる考察。 まず最初に、学術会議会長が、首相と未来志向で話をした件から分析を試みる。 ―― 参考情報 ―――――――――― 任命拒否問題よりも「未来志向で首相と話した」 学術会議会長のコメント詳報 https://www.sankei.com/politics/news/201016/plt2010160025-n1.html ――――――――――――――――― これには二つの意味がある。 一つは、学術会議会長が左翼主義者であることは一旦置いておき、学術会議が大幅にリストラないし民営化された場合などを想定、会長自身が保身目的で、首相からみて話せる人間とみられたいがための(ゴマスリ的)演技であるということである。 もう一つの意味は、余程馬鹿な学者でない限り、理解していることである。 それは何か。 はっきり書くと、日本の学者集団は、いわゆる先進国の学者と論文件数で比較すると圧倒的に少ないとことが挙げられる。 拙ブログは、4年ほど前から、日本学術会議の存在意義について問題視してきた。以下は、4年前の記事である。 ―― 参考情報 ―――――――――― 国際競争の敗者 学問の自由に安住・政治提言する「日本学術会議」は社会に必要なのか https://sokokuhanihon.seesaa.net/article/464532590.html ―――――――――――――――――…

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