「ウクライナ専門家たち」はなぜ読み違えたのか

何か事変が起きると、「我こそは専門家である」という趣旨でテレビ番組にて語りだす人たちが急に増える。 軍事侵攻前のウクライナ情勢に関しては、藤井厳喜の「紛争輸出国アメリカの大罪」という本が出ている。数年前に事前分析していた人について、私は批判対象とするつもりはない。 問題は、(少なくとも数年前に)事前分析を終えていない言論人の方である。 「プーチンは軍事侵攻」しないと専門家面して触れ回った言論人たち、「ウクライナの人たちは降伏すべき」と偉そうに宣った言論人たちについて、思っていることを書きたい。 彼らがなぜ読み違ったのか。 原因はいくつかあるように思う。 ①そもそも政治的立ち位置が親露派 ②安倍政権時代の平和条約交渉に登場した温和なプーチンのイメージに騙された ③馬淵睦夫の本など、プーチンがデイープステートと戦う、正義かつ親日の柔道家のイメージに騙された ④彼らはそれぞれの分野で自称専門家ではあるものの、追い詰められて武力侵攻を決断、ウクライナで軍事的に劣勢となったプーチンの心理状態を読み切れなかった 本当か嘘かは知らないが、ロシア軍は ・ウクライナの民間人を虐殺 ・ウクライナの民間人を拷問 ・ウクライナの子供をさらい、撤退時の人間の盾として利用 ・ウクライナの民間人を集団で自国に強制移住 したとの報道がある。おそらく本当だろう。 偽旗攻撃情報もあった。おそらく本当だろう。 読みを外した(自称)専門家たちは、なぜ読…

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戦争を煽る人たち

業種的にマスコミは戦争を煽る報道が多い。戦争になった方が(マスコミの存在が注目され)売り上げが伸びるからだ。 今回のウクライナ問題はどうだろうか? バイデン政権が軍事侵攻という表現を使い続けていることがまず挙げられる。 ▽▽▽ 引用開始 ▽▽▽ https://jisedainonihon.exblog.jp/31003949/ ■視点6 なぜアメリカ政府は軍事侵攻という表現にこだわるのか?(軍産複合体として戦争介入の口実だけは確保したい?) 軍事侵攻とは正規軍を国外に派遣することをいう。クリミアの場合は正規軍派遣はなかった。 トランプが沈黙していることに注目したい。中間選挙を控え、ロシアゲート事件もあり関与したくない可能性もある。 ロシアはウクライナに侵攻するどれだけ反発されてもバイデン米大統領がそう主張を続けるワケ https://president.jp/articles/-/54854 「プーチン氏は侵攻決断」バイデン氏が言明 https://www.sankei.com/article/20220219-WUYCNYRCINKKLILJ72CVDYRBZU/ https://tanakanews.com/220216ukraine.htm この件はとても重要だ。なぜなら、2014年の「カラー革命(マイダン革命)」による政権転覆後のウクライナ政府は、米大使館を拠点にする米当局・諜報界の司令のもとに動いてきたからだ。カ…

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ウクライナ問題の本質 アメリカの政治情勢を読み当てた人

本稿は、プーチンのウクライナ軍事侵攻の可能性に関連して、大きな影響を及ぼすとみられる国、特にアメリカの対外方針がどのような背景事情の積み重ねにより決定されてきたか、過去の経緯から分析することを目的としている。 本題に入る前の準備として、アメリカの大統領選挙、日米安保、重要外交方針等について、ピタリ読み当てた人がいることを紹介したい。 そのうえで、今回世界的に騒動化しつつあるウクライナ問題の本質が一体どこにあるのか、現時点での分析結果について述べさせていただく。 まず、2016年大統領選挙にてトランプ勝利を読み当てた言論人が何人いたか。振り返りたい。 4年前「トランプ勝利」的中! 木村太郎/藤井厳喜/三浦瑠麗 https://special.sankei.com/a/international/article/20200828/0002.html 1年前に直感 木村太郎氏「トランプ大統領誕生」なぜ予言できたのか https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/11/10/kiji/K20161110013696620.html 読売は、国際部を筆頭に社をあげてクリントン勝利を信じクリントンベッタリ報道を続けた中で、なぜ、上記の三人が6年前のトランプ勝利を的中できたのか。冷静に選挙情勢を分析できていたためであろうと考える。 以降、日本の新聞各紙の海外報道はまったく信用できなくなった。産経について…

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日米同盟≠日米安保

まず、キッシンジャーの日米安保観から紹介しておきたい。出所は「仮面の日米同盟」(春名幹男)。 ▽▽▽ 引用開始 ▽▽▽ 日本は「初歩的な同盟国」 では結局、この米中和解劇で、日本はどのような国と位置付けられたのか。キッシンジャーは一九七三年二月付けのニクソンあてメモで次のように記している。この文書はニクソン大統領図書館で入手した。 中国は過去二十ヵ月で日本と米国に対する態度を大きく転回させた、(略)周はなお日本軍国主義の脅威の継続を認識しているが、今では明確に米国の初歩的な同盟国と考えている。(略)彼は今では安保条約が日本の拡張主義と軍国主義に対するブレーキであると認識している。 △△△ 引用終了 △△△ 上記の説を裏付ける情報が「"悪の論理"で世界は動く 地政学ー日本属国化を狙う中国、捨てる米国」(奥山真司)が存在する。 ▽▽▽ 引用開始 ▽▽▽ 麻生太郎首相が在籍していたことで知られる日本青年会議所の現在(二○○九年度)の会長が、以前、キッシンジャー元国務長官と会談する機会があった。 沖縄出身である彼は、日米問題についての思い入れがことのほか強かった。そこで、会談の機会を与えられたのを幸い、ここぞとばかりに積年の思いを込めて、こう切り出した。 「日本は歴とした独立国であり、日米は同盟国である。にもかかわらず、現在は、独立国、同盟国として扱われていない」 すると、キッシンジャーはこともなげにこう切り返した。 「何を言っているんです。…

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信者ビジネスと「さくら部隊」の関係

保守言論界においては、信者を確保したうえで、先行者の成果をパクリ、本やメルマガ、講演などで荒稼ぎする手法が流行している。 主体的に考えるということ(信者になってはいけない!) https://sokokuhanihon.seesaa.net/article/465644386.html パクリ行為には二種類ある。剽窃と著作権侵害。 剽窃は論文の世界では盗用扱いとなり、バレるとその論文自体が無効となる。 論文の盗用・剽窃を避けるコツ-前編 https://www.enago.jp/academy/how-to-avoid-plagiarism1/ 著作権侵害行為とは、オリジナルの作者の文章を出典明記せず、そのままコピペしたケースである。代表的な例として、売れに売れた「日本〇紀」あたりは、該当しそうな気がする。出所あるいは参考文献を示せばこの本の評価は上がったはずだが、出版営業的に、あまり問題とならなかった。 問題とされなかった理由は、映画を通じた得た信者がいるからである。信者がいるから、歴史書レベルに達していない本がバカ売れしたのである。 さて、キリスト教の初期布教段階で、「さくら」がいたとする説がある。 キリスト教布教にサクラ部隊が随行した疑惑? http://gendaishi.jugem.jp/?eid=331 当時、国内で急速にキリスト教布教拡大に成功した背景を考えたい。彼ら新興信者は、信仰の見返りに何を得たか。 …

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