一つの視点だけで分析・判断する危うさ

複数の視点で仕事した経験は、後になって必ず役に立つと思ってきた。これは、技術、事務、ゼネラルスタッフ部門、業界団体での経験から言えることである。 一つの視点しか経験しない人は、所属する事業部門、所属する省庁の発想で物事の是非を判断する傾向が強い。 学者の場合はどうか。渡部昇一のように、学生時代から、好奇心旺盛で、読書、単位取得に熱心な学生でないと、視野はそんなに広がらない。詳細、渡部昇一の本に書いてある。 大した業績がないのに、テレビ番組でコメンテーターとして一生懸命自説を述べている学者がいるが、ほとんどが三流以下。態度、マナー的に大学の教官にふさわしくない者もいる。一流の学者は、分析方法、客観的証拠を示し、誰が分析しようと評価は同じというスタンスを取るか、判断を視聴者に委ねる傾向がある。 官界では、本省、地方の出先の他に、官邸、内閣府や海外勤務経験は視野拡大に繋がるように思う。制度や仕組みが異なる環境に身を置くことは良い経験となる。 言論界はどうか。 実は、学者、マスコミ関係者が大半、複数の職種を経験された方は少ない。総論ばかりで、法律や実務に弱い。実務に弱い人に、陳情書提出やパブリックコメント参加は期待できない。 放送作家出身の異色の方もおられるが、騒動みたいな次元での活動が目立つ。腰を据えてじっくり取り組むことを苦手とする点で、実力不足と思う。 何かにつけてドイツ、ドイツ、ドイツを見習え式のドイツびいきの言論人、イギリスはすべてにおいて日本に勝っている…

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高橋洋一氏が内閣官房参与を辞職した理由

高橋洋一氏は、いわゆる失言?の類で辞職したことにされている。 首相の弁では、本人は大変反省していたとのこと。 ―― 参考情報 ―――――――――― 首相、高橋洋一氏退職の経緯説明 「大変反省しておられた」 https://www.msn.com/ja-jp/news/national/e8-8f-85-e9-a6-96-e7-9b-b8-e3-80-81-e9-ab-98-e6-a9-8b-e6-b4-8b-e4-b8-80-e6-b0-8f-e9-80-80-e8-81-b7-e3-81-ae-e7-b5-8c-e7-b7-af-e8-aa-ac-e6-98-8e-e3-80-8c-e5-a4-a7-e5-a4-89-e5-8f-8d-e7-9c-81-e3-81-97-e3-81-a6-e3-81-8a-e3-82-89-e3-82-8c-e3-81-9f-e3-80-8d/ar-AAKjxOO ――――――――――――――――― 高橋洋一氏は、政権運営に嫌気がさし、国会で重要法案が成立するタイミングを見計らい、菅首相ならびに、菅政権を支えている政治家と距離を置くために、ワザとに失言レベルの発言を行い、世論の反発があったことを確認、自ら反省したするポーズをしつつ辞職した、のではないかと私はみている。 目的は何か。 安倍前首相が復帰に向けて動き出し、菅政権内に留まっていても得することはないと判断したためではないか。 そう考える根拠…

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「風を読む」感覚について

季節柄、プロ野球の試合を見ることが増えた。 巨人や阪神の場合は、勝って当然の雰囲気がある。負けが込むと、監督の責任、選手起用の問題、指導の問題など、解説者がそれぞれの主張を番組で述べる。 一方、そうならないチームもある。ここ数年下位レベルで低迷しているのに、首脳陣が解雇されず、主力打者の打順も変えない不思議なチームが存在する。さらに不思議なことに、解説者たちは万年下位チームのどこに欠陥があるのか言わない。解説者たちは、球団の次の体制に指名されることを期待、風を読み、敢えて球団批判しようとしないようである。 そんな万年下位チームの試合を見るくらいならまだ、巨人戦の方が面白い。有名どころの選手を金を買い漁るせいか選手層が厚く、打線は豪華、良い投手が揃っている。毎日がオールスター戦みたいなものだ。例年、余程のことがない限り勝ち数が負け数を上回る。得点機で無得点で終わること、守乱で敗ける試合は少ないし、走塁ミスが続出することもない。 万年下位のチームになると、そうはいかない。得点機で無得点、(甲子園で活躍した名前だけ有名な)未熟な先発投手を客寄せで起用し大負けする試合、守乱で敗ける試合、暴走して得点機を喪失するケースが続出する。素人が監督やってもこうはならないのではないかと思うほどだ。 こんなチームの場合は、選手も解説者も風を読み、首脳陣批判しても無駄という風潮が生まれる。万年下位でチームが毎年のように劣化する場合は、事態はさらに深刻。 こんなチームのファンになると、自ら不幸をしょ…

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3人の注目すべき新人YouTuberたち

ここ1~2年、ネット政治言論活動はブログからツイッターやSNS、今は言論人を中心にブログからYouTubeへの移行が目立っている。 アカウント登録者数が数万人を越えた知人がおり、一時期、結構な収入になったと聞いている。そういう儲け話があることを聞かされると、ちょっとした金になるということで、動画に乗り換える言論人が激増していることがわかる。 ただ、私については、ネットでの政治言論活動は、(文書提出を伴う)提言・陳情、パブリックコメント提出を前提としていることもあり、引続きブログをメインとする方針である。従って、動画をやる予定もつもりもない。 言論活動の基本中の基本は、文章化作業にあるとのスタンスは捨てるつもりはない。言い換えると、文章化できない主張の言論価値はないということ。 ただ、動画という配信手段は、ニュース番組の代替となりうる可能性がある。実際、藤井厳喜や青山繁晴の動画は、様式的にニュース番組に近い。 実は、昨年秋の大統領選挙の時期から、家では、テレビのニュース番組をまったく見なくなった。 大統領選挙に関し、新聞・テレビとも選挙前はバイデン候補に不正が発覚したにもかかわらずトランプ不利な政治情勢であるとし、投票後はバイデン陣営による選挙不正(数々の不正と疑惑)について情報統制・隠蔽レベルの不報道が相次ぎ、バイデン就任が既定路線であるかの如く報道し続けた。 この現象は、朝日、毎日、共同、時事に限ったことではない。読売、産経までもがCNN報道方針に追従した。…

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ジャーナリストの限界?

本年最後の記事となります。 ジャーナリストというのは学歴的には文学部卒が多いようだ。 で、何がスキル的に得意で、何が不得意かと言うと、文章を書くことは得意だが、脱線すると小説レベルの文章を書いてしまう傾向がある。 小説家が歴史書、政治評論すると、何を書いても小説のようになってしまうのに似ている。 極論すると、書かれた内容と事実が乖離、○○さんはこう言っている程度の内容となってしまう。 では、何が不得意なのかというと、ビジネス文書、特に、法律や許認可等を伴う実務、契約の概念が希薄。官庁や民間企業がどういうふうに仕事をするのか、組織規程、事務分掌、権限規程等に疎い。 よって、マスコミ記者が時々、取材時にとんでもない対応するのは、学歴、職歴が起因すると考える。 だからと言って、私は、ジャーナリストを無能だとか馬鹿にするつもりはない。 門田隆将や西村幸祐あたりは、その辺にうじゃうじゃいる、マスコミの記者や自称ジャーナリストよりもはるかに優秀と思っている。 憲法改正国民集会での言論人たちの言動分析を以下に行った。門田隆将の講演は論理的かつ情熱溢れるものだった。 ―― 参考情報 ―――――――――― 国会に憲法改正論議を求めるオンライン国民集会  概略版 https://sokokuhanihon.seesaa.net/article/478797658.html ――――――――――――――――― 最近は、アジア版NATOの提言…

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