香港の没落は避けられない?

本稿は、香港に係わる諸情勢分析に係わる私見。
私の見立てを読者の皆様に押し付けるつもりはない。


本題に入りたい。

香港は、中国市場入り口としての機能が非常に強いそうだ。

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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200528/k10012448901000.html

香港 金融市場の位置づけ低下か 国家安全法制導入で 専門家
2020年5月28日 17時36分

中国の全人代=全国人民代表大会が、香港で反政府的な動きを取り締まる「国家安全法制」の導入を決めました。経済面への影響について専門家は、中国の統制が強化され、高度な自治を認めた「一国二制度」が脅かされれば金融などの人材の流出につながり、アジアの金融センターとしての香港の位置づけが低下するおそれもあると指摘しています。

中国経済に詳しい大和総研の齋藤尚登主席研究員は、国家安全法制の導入による経済への影響について、「すでに香港市場では株価が大きく下落している。香港市民が大規模な抗議デモや集会を開く可能性が高く、去年秋に見られたような経済活動の停滞が再び起きるおそれもある」と述べました。

また、齋藤主席研究員は、香港は世界有数の金融機関が集まるアジアの金融センターで優れた人材が多いとしたうえで、「香港は中国市場への入り口としての機能が非常に強く、中国経済の発展を金融面でサポートしているが今後、中長期的にビジネス環境が悪化することで人材が流出するなど国際的な金融市場としての位置づけが地盤沈下するのではないか」と指摘しました。

また、世界経済への影響については、アメリカが香港の高度な自治が維持されることを前提に関税などで優遇措置をとっていることを念頭に「アメリカが、どのような制裁措置を出してくるかが気になるところで、米中関係悪化の火種にもなりかねない。新型コロナウイルス対策で国際協調が求められる中、グローバル経済にとってもマイナス要因になるおそれがある」と懸念を示しました。

||||| ここまで引用 |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||


香港市場は、中国の人民元だけでなく中国の金融市場を支えているとみていい。


その香港から、外国人投資家が逃げつつある。

―― 参考情報 ――――――――――

イギリスはなぜ香港を見捨てたのか
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/07/post-7945_1.php

金融市場で香港攻防戦、支える本土資金と撤退うかがう外国人投資家
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-05-29/QB3DWUT0AFBA01

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その一方で、歴史的に、香港を基盤として発展してきた巨大金融資本HSBCなどは、通貨発行権など旨味がある香港からは撤退したくない。


そのため、この時期、中共すり寄り宣言をしたのである。

―― 参考情報 ――――――――――

HSBCが香港国家安全法を支持、その舞台裏
https://jp.wsj.com/articles/SB11578154822283093739704586435131988519052

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金融資本としてのHSBCは、戦争銀行として、イギリスの裏面史の黒幕?として支えたことは周知の事実。イギリス議会でアヘン戦争についてどう扱われたか、イギリスの歴史書にはそれなりのことが書いてある。


当時のイギリス議会は見て見ぬふりをした?
それが、巡り巡って日英同盟を生み、日本は戦前に、しなくていい(代理)戦争をさせられた可能性がある。黒幕として係わったのは、香港や上海を拠点とする戦争銀行、であろう。


そういう経緯と性格を有する戦争ビジネスと直結する、金融資本が、その地に留まり、戦前は戦争ビジネス、戦後は、核開発ビジネス、中国国営企業の上場ビジネスで、大儲けを企みその話にアメリカが乗った(アメリカの政治家が買収された)、と解すれば、近現代史上の矛盾点はないような気がする。


アメリカが「イギリス、ロンドンのシテイを支配する金融資本」に支配されていると説明すると陰謀論の類だとして、正史として扱われないが、東アジアでの稼ぎ頭の筆頭がHSBC?、そのHSBCが香港市場を失いたくないと(うっかり?、ホンネ丸出しの?)香港国家安全法支持宣言してしまったことで、HSBCは陰謀論から幽体離脱、戦争銀行の歴史を追及されることとなった。

―― 参考情報 ――――――――――

アメリカの政治家が親中だったわけ
https://sokokuhanihon.seesaa.net/article/475959672.html

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ついでに、マカオのカジノはどうなるか?

Suica割さんの見立て(仮説)が参考となろう。

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https://sokokuhanihon.seesaa.net/article/475979148.html#comment

Suica割

香港空洞化作戦やるつもりでしょうか?
みんなメリットあるといったらありますし。
中国は民主化勢力を減らす事が出来る。
西側は民主化勢力市民を受け入れ、香港の力を落とすことで、相対的に中国の力を削れる。
平和に住み分けして、相手を落とすのはありといったらありです。
2020年06月29日 17:44

Suica割

カジノ法案と言われ、批判が多く、評判も良くないIR法案も現段階で考えると、中国の経済力を削る手段のひとつとも言えます。
香港やマカオから、カジノの客と人材を引抜き、弱体化させる方策と見ると、合理性があります。
カジノを止めろと表向きに内政干渉出来ませんから、上手い一手であろうと思います。
2020年06月29日 22:42

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国内的視点では日本に(邪悪な)中国資本を呼び込む勢いにあったIR、国際的視点に立つと中共市場の力を削ぐことになるとの見立ては、参考となろう。


状況が日々刻々変化する中、どのように外部環境がどう変化するか、日本だけでなく諸外国における情勢変化の視点を忘れていけないと思う。
特に国際情勢は、それまでのジンクスや理論で説明つく時代ではもはやない。端的な例が石油ショック。後年読んだ本にて、キッシンジャーが係わり、編み出した仕掛けを知ったが、私の予想をはるかに超えるものであった。(「ロックフェラーの完全支配」(ジオポリテイクス編))

かように、世界を支配する者たちの悪知恵は凄まじい。嘘だと思うなら、キッシンジャー(が係わった悪知恵の手口)について書いてある本、たとえば「ロックフェラーの完全支配」などを熟読いただきたい。この本は十年前に訳書が刊行された。古書価格は現在数千円前後。

キッシンジャーと比較して、ビジネススキル的に太刀打ちできる言論人は何人いるのか。キッシンジャーの数々の、侮日発言から、能力的に太刀打ちできる日本の政治家、日本の言論人がまったくいないと私は受け止めている。


本稿のまとめに入りたい。

要するに、香港における一国二制度を中共が公式に否定することは、香港市場における外国人投資家の撤退を促し、中共が命綱としてきた?中国市場への入り口機能を失うばかりでなく、戦争ビジネス機能低下、麻薬など数々のマネーロンダリング機能を失うことを意味し、中共ならびに、中共に経済的に依存する国家(北朝鮮など)にとっては資金的に痛手となる。

では、香港没落で最も得をするのはどこか?


直感的に考えて、シンガポールの可能性がある。

日本はどうか?
香港や上海のフリーメーソンのロッジの方針次第のような気がする。

―― 参考情報 ――――――――――

フリーメーソンが中国に進出した最初は!?
http://freem666.com/archives/9.html

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香港騒動は対岸の火事。便乗して深入りすると、フリーメーソン(歴史的にHSBC系統?)が莫大な資金力を行使、「明治維新や支那事変並みの何か」をしでかすかもしれない。

日本は、外国勢力に好きなように活動させず、有事と災害に備え、粛々と技術流出防止を徹底、国防強化すればいいのである。


―― 参考情報 ――――――――――

先端技術の海外流出防止 政府補助、資金源の開示条件
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60686450T20C20A6MM8000/

自民、週内に敵基地攻撃能力の議論開始 検討チーム設置へ
https://www.sankei.com/politics/news/200622/plt2006220016-n1.html

「自民総裁任期中に憲法改正の是非 国民投票を」安倍首相
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200621/k10012478561000.html

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マスコミはきちんと分析しないが(マスコミにそもそも分析能力がない?)、
このような視点からも首相の安全保障分野における、方針変更は(無条件政権支持派ではない私からみても)時宜にかなっているとみることができるのである。


以上

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